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リフォームのきっかけは?シチュエーション別に解説

国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、既存の住宅を選んだ理由として「リフォームで快適に住めると思ったから」を挙げた人の数は前回の同調査よりも増えています。

家が古くなったり、生活スタイルが変化したりした場合、別の住宅に移り住むのではなく、現在暮らしている家または中古市場で販売されている家を、リフォームして自分たちが暮らしやすい家に変えていこうという考え方が注目されています。

実際にリフォームした人たちは、どのようなことがきっかけでリフォームに踏み切ったのでしょうか。この記事では、リフォームのきっかけ、リフォームに適したタイミングはあるのか、リフォーム業者を選ぶ時にはどのような点に注意すればいいのかについて解説します。

リフォームのきっかけ

リフォームに踏み切るきっかけにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主要なものを5つご紹介します。

老朽化や故障

まず挙げられるのは老朽化や故障です。先に述べた国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」でも、リフォームの動機として「住宅がいたんだり汚れたりしていた」と述べた人は36.5%で最も多くなっています。

どんなに丁寧に手入れをしながら暮らしていても、住宅の設備や資材の老朽化や故障は避けられません。居住開始から10年程度で、老朽化や故障をきっかけとしたリフォームは増え始めます。IHコンロ、ガスコンロ、給湯器をはじめとして、使用開始から10年が耐用年数の目安とされているものは多いです。また、複合フローリングに小さな修復が必要な箇所が出てきたり、壁紙の汚れが目立ってきたりします。

コンロや給湯器などを最新のものに入れ替えることで快適に安心して暮らすことができます。また、壁紙やフローリングを新しくしたり、畳の裏返しをしたりすることで、部屋の印象が明るくなり、気持ちも前向きになるでしょう。

家のメンテナンス

続いての理由は「家のメンテナンス」です。国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」では23.7%の人がリフォームのきっかけとして「家のメンテナンス」を挙げており、2番目に多くなっています。この「家のメンテナンス」は、平成27年度の調査までは3位だったのが年々比率を増しており、「今ある家を丁寧にメンテナンスしながら暮らす」という意識の高まりが感じられます。

具体的な工事内容としては、洗面所・風呂・トイレなど水回りの設備交換や、外壁を塗り替える、断熱や結露防止の工事を行う、基礎を補強するなどが挙げられます。どれも住宅を長持ちさせるには必要な対応と言えるでしょう。

生活の質の向上

続いて挙げられるのは、「生活の質の向上」です。今の生活空間で、もっと快適に暮らしたいので、そのために必要な工事をするという人が増えています。

具体的には、寝室にクローゼットを増やす、キッチンにパントリーを設置するなどのように収納スペースを増やすパターン、在宅勤務が増えたので家で落ち着いて仕事ができるスペースを新たに作るパターン、ガスコンロからIHコンロに変更してお年寄りが調理しても危なくないようにするパターンなど、いろいろなケースがあります。

「老朽化や故障」のような、マイナスの部分を修復するためのリフォームというよりは、プラスにするためのリフォームである点が特徴的です。

老後の準備

続いては老後の準備です。具体的には、廊下やトイレ、風呂場などに手すりをつける、床材を剥がしてバリアフリーにするなどがあります。

バリアフリーにするには、「フルリフォーム」「スケルトンリフォーム」などと呼ばれる、梁や柱、壁といった家の構造部分だけを残して他の部分は全て撤去してもう一度内装を組み直すリフォームが必要になります。それだけ金額もかかりますし、場合によっては工事の期間中別のところに仮住まいを用意する必要があるかもしれません。

広い意味では寝具を布団から寝起きの楽なベッドに変えるために和室を洋室にリフォームする、ドアを引き戸に変える、空調を全館空調に切り替えるなども老後の準備に入るでしょう。

時間的にも、金銭的にも、体力的にも大掛かりになるので、元気に動けるうちに老後のことを考えてリフォームする人が多いです。

ライフスタイルの変化

続いてのきっかけライフスタイルの変化です。子どもが生まれた、二世帯同居をすることになった、逆にお子さんが独立して家族の人数が減った、在宅勤務がメインとなる職場に転職をしたなど、ライフスタイルの変化はさまざまです。

そのライフスタイルの変化に合わせてリフォームする人も多いです。子どもが2人になったので間仕切りを作っていなかった2つの部屋を仕切って2つの個室にする、在宅勤務が主となったのでリモート会議にも支障が出ないよう防音室を作り仕事部屋にする、年老いた両親と同居することになったので廊下やトイレに手すりをつけるなどといったリフォーム例が考えられます。

こちらも、マイナス面を埋めるというよりは、より暮らしやすいように環境を整えるリフォームだと言えるでしょう。

季節の観点から考えるリフォームするタイミング

リフォームをするのに、適したタイミングというのはあるのでしょうか?春夏秋冬それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。

春は暑すぎず寒すぎず、晴れの日も多いのでおすすめです。エアコンなしでも十分過ごせるため、電気工事を伴うリフォームをしていても暑さや寒さに耐えられないということはありません。補助金も、年度単位で予算が決まっていることが多いので、春であれば補助金が受け取れる可能性が高いです。一方、人気の季節なのでリフォームの依頼が殺到し、すぐに工事ができない恐れがあります。

梅雨から夏は暑くて湿度も高いため、あまりおすすめしません。雨が降ると外壁の塗り替えや屋根のメンテナンスなど外での作業は延期せざるをえなくなり、工期が伸びる恐れがあります。しかし、夏は日照時間は長いため、晴れていて、近所の方からの了解が取れれば長時間作業をすることが可能です。

秋も暑すぎず寒すぎず、晴れの日が多いので比較的おすすめです。ただし台風がくる恐れがあるので、台風の進路によっては2,3 日間作業が丸々止まってしまうということもありえます。

冬は寒いため、地域によっては塗料が固まりにくくなる温度まで気温が下がってしまいます。また、日照時間も短いため早めに作業を終えざるをえないというデメリットもあります。

以上のことから、おすすめの季節は春、多少その他の条件が悪くてもいいから安くして欲しいということであればそのほかの季節を検討することをおすすめします。

関連記事:リフォームを検討すべきタイミングは?ケースごとに解説

依頼するリフォーム業者を選ぶ時のポイント

依頼するリフォーム業者を選ぶ際は「実績や経験はあるか」「アフターサービスはどのようになっているか」「価格は適正か」を意識しましょう。

まず、「実績や経験があるのか」です。ホームページ等で「リフォーム」とうたっていても、実際には新築メインだったり、あまり施工例がなかったりする業者もいます。また、同じリフォームでも、水回りが得意な業者もいればリビングが得意な業者もいます。設備の入れ替えがメインのところ、リノベーションのようにデザイン提案からしてくれるところといったように提案力もさまざまです。

会社のホームページから施工例や会社の設立年を確認し、自分の希望にあったリフォームがお願いできそうか確認しましょう。

続いて「アフターサービスはどのようになっているか」です。リフォームは、工事が終わったら終わりではありません。その後、5年、10年と使っていく中で、小さな不具合が出てくることもあるでしょう。そういった時にアフターサービスを受けられるのか、どのような形で受けられるのかは、工事をお願いする前に確認しておきましょう。

いくら工事費が安くても、アフターサービスがいい加減な会社では不安が残ります。そういった面も含めて検討しましょう。

最後に、「価格は適正か」です。リフォームは何度もやるものでもなくどの範囲でリフォームをするかにもよって価格も変わるので、適正価格がわかりづらいです。そのために、3〜5社から相見積もりを取って、比較検討しましょう。比較することで、適正な価格がどれくらいなのか見えてきます。極端に高い業者は不正に価格を釣り上げている恐れがありますし、極端に安い業者は手抜き工事をしている恐れがあります。

以上3つのポイントを抑え、総合的に信頼できそうな業者に依頼しましょう。リフォームは職人さんの技術も大事なので、金額だけでなく、総合的に判断することをおすすめします。

関連記事:リフォーム会社を選ぶときの9つのポイントを解説

リフォームで快適な生活を手に入れよう

ここまで、リフォームのきっかけ、リフォームのタイミング、リフォーム業者の選び方などについて見てきました。

リフォームというと、古くなったものを新しくするというイメージを持ちがちですが、「家のメンテナンス」「生活の質の向上」「ライフスタイルの変化」など前向きな理由でリフォームする人も多いことがわかりました。

また、リフォームに向いている季節は春、「業者は実績や経験はあるか」「アフターサービスはどのようになっているか」「価格は適正か」などを業者選びの基準にするといいこともわかりました。

前向きな理由でリフォームをする人が多いことを考えると、リフォームは気になった時が検討しどきだと言えそうです。リフォームで、更に快適な家を目指しましょう。

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戸建てのリフォームにかかる費用相場を解説

昨今、リノベーションブームを受けて、リフォームにも注目が集まっています。「リノベーションであんなにきれいでおしゃれな家が作れるなら、我が家もリフォームしたらもっと素敵な家になるのでは?」と考える人も多いのではないでしょうか。

この記事では、戸建て住宅をリフォームする際にかかる費用相場について解説していきます。マンションの場合には占有部分しかリフォームできなかったり、管理規約で決められた範囲でしかリフォームできなかったりといろいろ制約がありますが、戸建て住宅であれば自由にリフォームできる点が魅力です。

戸建てをリフォームするときにかかる費用相場

戸建ての住宅をリフォームするときにかかる費用はどれくらいなのでしょうか。ここではリフォームする場所別にリフォームにかかる費用について見ていきましょう。

水回りのリフォームの費用相場

まずは水回りのリフォームの費用相場から見ていきましょう。

関連記事:水回りのリフォームを検討すべきタイミングと費用相場を解説

キッチン

キッチンのリフォーム費用の相場は50万円〜200万円ほどです。幅が大きいですが、キッチンはどのようなキッチンを入れるかによって金額が大きく変わります。

システムキッチンを入れ替える場合、一番費用がかからないのはI型キッチンです。I型キッチンとは、壁に面して取り付けられた横長のキッチンを指します。
そのほかにシンクとコンロを前後に分けた二列型、U字型、L型、アイランド型、ペニンシュラ型などがあります。

近年人気なのはアイランド型やペニンシュラ型ですが、費用は高額になりがちです。また、同じ形のキッチンでも扉の素材を何にするか、天板の素材を何にするかなどによっても価格は変わります。

キッチンを選ぶ時には、どんなタイプを置きたいかだけでなく、リビング・ダイニングとのつながり方や距離感、家事動線が作業しやすくなっているかどうか、収納は十分に確保できそうかどうかなども考慮しましょう。

お風呂

お風呂のリフォーム費用の相場は、100万円から150万円です。既存の浴室と同じサイズのシステムバス(ユニットバス)に交換するのであれば、リフォーム費用の目安は1坪タイプで80万円~160万円程度、1.25坪タイプで90万円~280万円程度となります。

マンションの場合は大抵ユニットバスですが、戸建ての住宅の場合、在来工法という現場で浴室をつくりあげる方法で作られている場合もあります。その場合、ユニットバスを入れたければ一度浴室部分を解体してユニットバスが入るスペースを作る必要が出てくるため、1坪で200万円~350万円と高額な費用がかかる場合があります。

また、費用はかかりますが、在来工法のままで浴室を新しくすることもできます。在来工法で浴室を作る利点は、壁面のデザインなどが自由に組めることです。半分だけユニットバスを使ったハーフユニットという形もあり、近年注目を集めています。

そのほか、バリアフリーのために浴室に手すりを設置する場合は、1本につき1万円〜2万円かかります。また、浴室暖房乾燥機を新たにつけると7万円〜10万円程度かかります。

洗面所

洗面所のリフォーム費用相場は、20万円~40万円です。洗面所は、洗面台の入れ替えとともに壁紙の張り替えや床の張り替えも一緒に行うことが多いです。

洗面台本体の価格が5万円〜30万円程度、解体・撤去費用が3万円〜4万円程度、床の張り替え費用がクッションフロアの場合で1万円~2万円、天井や壁紙の張り替えがビニルクロスの場合で2万円~3万円です。洗面台を造作にしてタイル張りにしたり、床材や天井・壁紙の素材を変更したりすると、価格は更に上がります。

ガス乾燥機のためのガス栓増設は1万円から2万5千円程度です。こちらも、既存のガス栓からの位置などによって値段が変わります。

トイレ

トイレのリフォーム費用相場は20万円~40万円程度です。パッキン等に劣化が見られるものの便器はまだ使えるというケースが多いですが、最新式のトイレの節水性能等を見て、便器丸ごと入れ替える選択をする人が多いです。

また、トイレも洗面所と同様、便器を入れ替えるついでに天井や壁紙、床を張り替えるケースが多いです。気づかないうちに汚れは蓄積しているもの、壁紙を変えると一気に雰囲気も明るくなります。

バリアフリーのために手すりをつける場合は1本あたり1万円〜2万円程度です。同じくバリアフリー対策でトイレのドアを引き戸に変える場合は、14万円〜42万円程度と金額にばらつきがあります。戸にどのようなものを使うかによりますが、トイレの戸ですので装飾のないシンプルなタイプを選ぶ人がほとんどです。

また、手洗い器をあとから増設したい場合は、12万円〜19万円程度かかります。今までトイレタンクに貯まる水を手洗い用に使っていてタンクレストイレに変更する場合など、設置せざるを得ない場合もあります。

リビング・ダイニングのリフォーム費用相場

次に、リビング・ダイニングのリフォーム費用相場をみてみましょう。

壁・天井・床の張替え

壁・天井・床は、面積が大きいため、変更すると部屋全体の印象もガラッと変わります。一般的なビニールクロスを採用した場合、15畳〜20畳の広さで費用の目安は10万円~15万円程度です。

張り替えに使われるビニールクロスは、メートル単価または平米単価で価格が示されます。ビニールクロスであればグレードを上げてもさほど金額に変わりはありませんが、中には柄の入ったアンティーク調のものなど、平米単価が1,000円を超えるものもあります。

壁や天井のクロスを張り替えることによって、エアコンなどの既存の家の設備の古さが目立つようになってしまうおそれもあります。可能であれば、同時に買い換えることをおすすめします。

また、特に柄物を選んだ場合に多いのが「仕上がったら、イメージしていたのと違った」という意見です。クロスはなるべく大きい見本で確認するようにしましょう。

床暖房の設置

床暖房には、電気式と温水式があります。リフォーム費用の相場は、6畳の場合で電気式が30万円〜50万円程度、温水式が33万円〜65万円程度となっています。

電気式の床暖房は、床に電熱線などの発熱体を組み込んだパネルを設置して床を温めます。メンテナンスがほぼ不要な一方、スイッチを入れてから温まるまで時間がかかる、長時間使用していると高温になり低温やけどをするおそれがある、他の暖房器具と併用して使うことが多いため電気代がかかるなどのデメリットがあります。工事期間は既存の床の上に張る場合で3日〜4日程度、既存の床を剥がして床暖房を組み込み新しい床に張り直す場合で4日〜5日程度です。

一方の温水式は、床下に温水が通るパイプを張り巡らせ、温水を通すことで床を温めます。スイッチを入れてから温まるのが早くて温まり方にムラがなく、温度が40℃までしか上昇しないため低温やけどの心配がない点がメリットである一方、工事費用が高くなるのが難点です。

乾燥が気になる、お年寄りや小さな子どもが使うといった場合には温水式がおすすめです。設置は既存の床の上でも、既存の床を張り替えるのもどちらでもかかる日数はさほど変わりません。

既存の床を張り替える場合には、一緒に水漏れしていないか、シロアリ被害がないかなど床下の様子をチェックすることができます。そのため、張り替えでの施工がおすすめです。

収納の造作

リビング・ダイニングでオープン式の棚を造作(すでにできているものを設置するのではなく、施工業者の人に作ってもらうこと)する場合で20万円〜80万円程度です。素材を何にするか、扉をつけるかつけないかなどによっても金額が変わってきます。

造作で収納を作る魅力は、完全に家の寸法に合ったものが作れるところです。また、床材と素材の質感を揃えることによって、統一感を出すこともできます。

造作でなく、壁面収納ユニットを入れる形の場合は、30万円~100万円程度かかります。もっと費用を抑えたいという場合は、ホームセンターや家具店で棚を買ってきて設置するという手もあります。

外装のリフォーム費用相場

外装のリフォームは、100万円~150万円程度です。外装のリフォームには、外壁の再塗装、張り替えなどが挙げられます。

外壁は、元々完全防水の素材ではなく、塗料を塗ることで紫外線や雨などの水分から家を守っています。この外壁の塗り直し頻度は、10年に1回はするべきだと言われています。

足場を組む工事になるため、ベランダのメンテナンスや雨樋の掃除など、そのほかの足場を組む作業を一緒に行うケースも多いです。

屋根のリフォーム費用相場

屋根のリフォーム費用相場としては、50万円~60万円が目安とされています。ただし、屋根の材質が何なのか、下地が傷んでいるかいないかなどによって金額は変わります。

屋根の再塗装は、やはり外壁と同じ10年に1度が目安とされています。

フルリフォームの費用相場

フルリフォームの費用相場は800万円~4000万円です。最近では、リノベーション物件が多く出回るようになったり、リフォーム前提で中古住宅を購入する人が増えるなど、フルリフォームに対する注目は高まっています。

フルリフォームを行う際には、柱・梁などの家を支える基本的な枠組みだけを残し、それ以外の部分を撤去します。そこから新しく住宅の設備を入れ直していくので、間取りの見直しや完全バリアフリー化には向いています。

工事期間中、別で仮住まいを用意する必要があるケースもあり、施工そのものにかかる費用だけでなく、その他の費用も考慮する必要があります。

戸建てのリフォーム費用を安く抑えるポイント

できればリフォーム費用は安く抑えたいところです。ここでは、3つの安く抑えるポイントをご紹介します。

補助金や減税制度を利用する

補助金や減税制度を利用することで、リフォーム工事にかかる金額は同じでも実質的な自己負担金額が低くなります。

2024年は、国の補助金制度として子育てエコホーム支援事業、先進的窓リノベ2024事業などの事業があります。補助金は予算に到達したらそこでその年度は終了、というものが多いので、利用を考えているのであれば早めに準備することをおすすめします。また、各地方自治体が独自に助成金制度を設けているケースもあります。各自治体のホームページを確認してください。

また、特定のリフォームを行った場合、「増改築等工事証明書」を提出することで所得税の税額控除や、その住宅に対し発生している固定資産税の減額措置が受けられる可能性があります。

リフォーム内容に優先順位をつける

リフォームを考え始めた段階で、優先順位についてもよく考えておきましょう。「アイランドキッチンは譲れない」「絶対にヘリンボーンの無垢材床にしたい」など、こだわりのポイントがあるところは

関連記事:リフォームの優先順位の決め方は?優先順位を決めるメリットとともに解説

複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者から見積もりを取ることでも費用を安く抑えることができます。インターネットでの評判や、知り合いからの口コミなどを元に、見積もりを出してもらう業者を3社から5社くらい選びましょう。3社から5社に絞るのは、あまり多すぎても比較しきれなくなってしまうためです。

そして、その3社から5社に、同じ条件の希望を伝えて見積もりを出してもらいます。また、不要なトラブルを防ぐために他社からも見積もりをとっていて、比較検討するつもりであることも伝えておきましょう。

見積もりを見ると、A社では標準価格に含まれているものがB社ではオプションだったり、A社とC社の見積もりでは同内容なのにずいぶん価格の開きがあったりと、いろいろなことに気づくでしょう。見積もりを比較することで適正な価格もつかめてきますし、必要なサービスも見えてきます。

また、見積もりを依頼するやりとりを通じて業者の雰囲気、お客さんに対する接し方などが見えてくるでしょう。

ただし、リフォームは施工して終わりではなく、ちょっとした不具合などでアフターサポートを受ける機会も多いです。価格だけでなく、会社の雰囲気やアフターサポートなどを総合してどこに依頼するか決めましょう。

その上で、希望する業者よりも割安で見積もりを出している業者があれば、値引き交渉ができる可能性もあります。ただし、客が要求するままになんでも値引きするような業者は手抜き工事をするおそれもありますので、値引き交渉はほどほどにしておきましょう。

戸建てをリフォームするときの注意点

戸建て住宅をリフォームする時には、何か気をつけることはあるでしょうか。

リフォームの目的や優先順位を明確化する

まず、リフォームの目的や優先順位を明確にしましょう。リフォームの理由は、「老朽化してきたから」といったマイナス面を戻すためのものもあれば、「生活環境を改善する」「完全バリアフリーにしたい」といったより快適な暮らしを求めるものまでさまざまです。

自分たちが今回リフォームを検討する理由は何なのか、優先順位はどうなのかを明確にしておくことにより、方向性がぶれたり、高額な費用を払ったわりに満足度の低い仕上がりになったりといったことが防げます。

近隣の住人の迷惑にならないように配慮する

近隣の10人の迷惑にならないように配慮しましょう。リフォームをする過程で、大きな音が出たり、道路に車を停めることがあったりと、何かしら近所の人には迷惑をかけることになります。

工事の日程が決まったら、挨拶回りをし、いつからいつまでどんな工事を行うのか、主な工事時間帯はいつなのか等を説明しましょう。

ツーバイフォー住宅はリフォームに制限がある

ツーバイフォー住宅は、リフォームに制限があります。ツーバイフォー住宅は、規格化された建材を箱のように組み合わせ、壁という面で家全体の重量を支える構造になっているため、リフォームには制限があります。

とはいえ、設備の入れ替え程度のリフォームなら問題なくできますし、フルリフォームも、ツーバイフォー住宅の知識と経験を持つ業者にお願いすれば無理ではありません。業者を検討するときに、ツーバイフォー住宅であることを伝えましょう。また、業者のホームページ等にツーバイフォー住宅のリフォーム例がどれくらいの数紹介されているかを確認するとよいでしょう。

戸建てをリフォームする際の工事期間

フルリフォームするとなると、1か月〜6か月の期間がかかります。

また、電気等も使えなくなるため、住みながらリフォームするのは現実的でない場合もあり、その場合には、仮住まいを用意する必要があります。通園・通学をしているお子さんがいらっしゃる場合には、通園通学時間に配慮した場所で探しましょう。

戸建てをリフォームする魅力

フルリフォームには時間もお金もかかり、場合によっては新築住宅を購入するのと変わらない金額を支払う場合もあります。それでも、リフォームをする魅力は何があるのでしょうか。

新築や建て替えよりも費用や工期を抑えられる

まずは、新築工事をしたり、一度壊して立て直しをしたりするよりは費用も工期も抑えられる点です。フルリフォームで大幅な間取り変更をしたり、グレードの高い設備を入れたりすることで、新築住宅が買えそうな金額になることもありますが、同じ金額で同じレベルの新築住宅を購入することはできません。

思い出を残すことができる

思い出を残すことができるのも、リフォームの魅力です。柱や梁は今まで暮らしていた家のものをそのまま使いますし、場合によっては既存の設備を撤去する際にでた廃材から家具を作ることも可能です。

部分的に部屋を残して他をフルリフォームするなど、臨機応変な対応が可能なのも、リフォームならではの魅力です。

戸建てのリフォームで費用を抑えて賢く暮らそう

ここまで、戸建て住宅のリフォームの費用相場について見てきました。マンションは占有部分しかリフォームできず、そのリフォームも管理規約によって制限がある場合もあるのに対し、戸建て住宅は景観条例等に反しない限りは自由にリフォームすることができます。

そのため、リフォームを検討し出すと、「あれもしたい」「これもしたい」と見積もりの金額は膨らみがちですが、補助金の制度や減税制度をうまく活用すれば、割安で住宅のリフォームが可能なことがわかりました。

また、優先順位をきちんとつけること、リフォームの目的を明確にすることで予算内に収めやすくなること、複数の業者から見積もりを取ることで適正な価格がわかり、値引き交渉もしやすくなることがわかりました。

せっかく住み続けている戸建て住宅が、リフォームすることで年をとっても、家族構成が変わっても、快適に暮らし続けられるとしたらこんなに素敵なことはありません。

ぜひ、リフォームを活用して賢く素敵な住居を手に入れてください。優先順位を高く、そうでないところは低く設定し、予算オーバーの見積もりがでた場合には優先順位の低いものから代替案を考えましょう。

どうしても、というこだわりのポイントのところで妥協すると、リフォームに対する満足度が低くなってしまいます。優先順位の高いものは希望通りの案を生かしつつ、優先順位の低い箇所については、設備のダウングレードを検討してもよいでしょう。

システムキッチンのグレードは当初の希望通りにする代わりにトイレのグレードをさげる、リビングの床材は無垢材にする代わりに洗面所の床材をフロアタイルに変えるといった具合です。

リフォームの資材や設備の選択肢は非常に豊富で、ひとつグレードを下げたからといって、大きく性能が落ちるわけではないというのが実情です。また、最近はリーズナブルで性能の高い製品もたくさんあります。

予算の使い方にメリハリをつけることで、予算内に収めつつも満足のいくリフォームを目指しましょう。

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マンションのリフォームの費用相場は?費用を抑える方法を解説

新築の家はどこもかしこもピカピカですが、生活していくうちにどんなに気をつけていても、どんなに丁寧に掃除をしていても、次第に劣化していきます。最近ではリノベーションも人気があり、リフォーム業界は注目を浴びています。ところが、マンションのリフォームにはいろいろと制約があるのをご存知でしたか?

この記事では、マンションではどこがリフォームできるのか・できないのか、場所ごとのリフォーム費用の相場、リフォーム費用を抑える方法についてお伝えします。

マンションのリフォームできる範囲

マンションは、そのマンションで暮らす人たちがみんなで共有する「共用部」と、その部屋に暮らしている人だけが使う「専有部」に分けられます。廊下やエントランスは共用部、居室は専有部です。

マンションでリフォームできるのは、専有部のみです。「そんなのわかってるよ!」と感じる方も多いかもしれませんが、専有部だと思ったら実は共用部だったというところがマンションにはたくさんあります。

例えばベランダ。自分の家からしか出られないのだから専有部だと思いがちですが、共用部であることがほとんどです。

また、玄関ポーチもその先の玄関ドアから家に入る人しか使わないですが、共用部です。窓や玄関ドアも共用部に当たります。従って、勝手に窓ガラスを変えたり玄関ドアを変えたりすることはできません。

また、専有部であっても、どこがリフォームできる箇所でどこができない箇所なのかは管理組合の規約で定められており、好き勝手にリフォームすることはできません。多くの場合、壁紙を張り替えたり、床材を張り替えたり、システムキッチンを入れ替えたり、浴室ユニットを入れ替えたりすることは可能です。

一方で、キッチンをガスコンロからIHに変更したり、給湯器を交換したりする場合には管理組合の許可が必要であると定められているケースが多く見られます。

マンションのリフォームを検討する際には、まず管理規約を確認しましょう。そして、専有部の中のリフォームしたい箇所が勝手にリフォームしてはいけない箇所として指定されている場合は、どうすればリフォームできるのかも確認しておくことをおすすめします。

マンションのリフォーム費用相場

マンションのリフォームの費用はどれくらいかかるのでしょうか。ここではパーツごとに見ていきましょう。

水回り

水回りの設備は劣化しやすく、使う頻度も高いためリフォームを意識しやすい場所です。

「お風呂だけ」「トイレだけ」と場所ごとにその都度リフォームするよりも、水道工事や電気工事が一度で済む分、一緒にリフォームした方がトータルの金額が安くなる場合があります。見積もりを取る際には施工業者に確認してみましょう。

キッチン

キッチンのリフォームには、レンジフードだけ、コンロだけといったように部分的に新しいパーツと入れ替える場合と、システムキッチン全体を入れ替える場合があります。システムキッチンの棚を撤去して、食器洗浄機やオーブンを入れるのもリフォームに当たります。

キッチンのリフォーム費用はガスコンロの入れ替えであれば15万円程度、レンジフードの交換であれば5万円から10万円、システムキッチン全体の入れ替えだと150万円程度になることが多いです。どの場合でも、基本的な工事費はどの商品を選んでもさほど変わりなく、どのスペックの商品を選ぶかで金額が変わってきます。例えば、システムキッチン全体の入れ替えでフルオーダーのオーダーメイドシステムキッチンにすると、300万円かかるケースもあります。

浴室

浴室のリフォームで多いのは、給湯器の交換と、ユニットバスの入れ替えです。給湯器は10年程度の使用で点検することを勧められており、点検のタイミングで買い替えるケースが多く見られます。ユニットバスも15年程度で交換の目安となっているため、両方一緒に交換する家も多いです。

かかる費用は、給湯器の交換で13万円程度から40万円程度、ユニットバスの入れ替えで100万円から150万円です。これもやはり、どのような商品を選ぶかで金額が大きく異なります。

トイレ

トイレのリフォームは便器の入れ替えの他、便座の温水便座への付け替え、壁や床の張り替えなどがあります。お年寄りや小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では手すりを取り付けることも多いです。

トイレは、便器自体が壊れることはあまりありませんが、使用開始から10年経ったくらいから、パッキンなどの部品の劣化が目立つようになってきます。10年経つと便器の性能もあがり、節水機能も高くなったものが出ているので、壊れてはいないけれど、丸ごと交換するというケースも多いです。

トイレのリフォーム費用は15万円から40万円くらいです。

洗面所

洗面所のリフォームは、洗面台の入れ替えとともに壁紙や床材を張り替えるケースが多く見られます。壁紙や床材は水や汚れに強いものにすると、手入れが簡単です。

洗面所のリフォーム費用は10万円から50万円と言われています。他の場所と同様、洗面台や壁紙、床材をどのようなものにするかによって、金額は大きく変わります。

コロナ禍以降、玄関に手洗い台の増設を検討する家庭が増えています。しかし、マンションでは管理規約や床下に入るのが難しいという構造上の問題から、玄関に手洗い台を増設するのは難しい場合が多いです。

内装

ここからは、水回り以外の内装のリフォームについて見ていきましょう。特にリビング・ダイニングなどは滞在する時間も長いため、こだわりを持ってリフォームする方も多いスペースです。

フルリフォーム

近年、リノベーションという言葉をよく耳にします。リノベーションは一度マンションの部屋の専有部分のリフォーム可能な部分を全て撤去し、柱や梁といった構造を支える部分だけを残した状態にした後にフルリフォームを行います。骨組みだけの状態にすることから、「スケルトンリフォーム」とも言われます。

「改善、改良」などの意味を持つリフォームが、経年劣化などで損傷を受けた部分を直し、新築の状態に近づける工事であるのに対し、リノベーションは間取りを変更したり、バリアフリーに変更したり、専有部分の給排水管を新しいものに変更したりといった大胆なリフォームが可能ですし、今まで以上に魅力的な部屋に生まれ変わらせることができます。

例えば、元々は3LDKだったマンションを、子どもの独立を機に1LDKにフルリフォーム(リノベーション)、欲しかった書斎を作るなどといったプランが考えられます。

フルリフォームの予算は600万円から1,000万円と言われていますが、床材などにこだわると、さらに費用は上がる傾向にあります。また、間取りを変更する場合は、変更しない場合と比べて費用がかかります。工事中の仮住まいが必要かどうかによってもかかる金額は変わるので、リフォーム費用だけでなく、トータルでいくらかかるのか考えましょう。

リビング・ダイニング

リビングやダイニングのリフォームでは、50万円から500万円が相場です。しかし、リビングやダイニングのリフォームは壁紙を変える、床材を変える、床暖房を設置する、小上がりを作る、間仕切りを作る・撤去する、収納を作るなど多岐に渡っており、何をするかで当然金額は変わってきますので、相場金額は参考程度にとどめておくのがよいでしょう。

和室

和室のリフォームには畳の手入れをするパターン、和室から洋室に変更するパターンなど、いろいろなパターンが考えられます。

畳の裏返しであれば1畳5,000円程度、新しい畳に入れ替えると価格相場は1畳10,000円からとなります。お部屋の畳数分と工賃が加算されます。

洋室に変更する場合は6畳の場合で25万円から100万円程度とされています。押し入れをそのまま使うのか、机など別の形態にリフォームするのかにもよって金額は異なります。

マンションのリフォーム費用を抑えるポイント

マンションのリフォームを考えていると、あれもやりたいこれもやりたいとなって、膨れ上がった見積もり金額に驚く人も多いのではないでしょうか。限られた予算内で満足のいくリフォームをするために、ここでは費用を抑えるポイントを3つご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

まず、複数の業者から見積もりを取ることです。インターネットでの評判や、知り合いからの口コミなどを元に、見積もりを出してもらう業者を3社から5社くらい選びましょう。3社から5社に絞るのは、あまり多すぎても比較しきれなくなってしまうためです。

それぞれの会社に、同じ条件の希望を伝えて見積もりを出してもらいます。また、不要なトラブルを防ぐために他社からも見積もりをとっていて、比較検討するつもりであることも伝えておきましょう。

見積もりを見ると、A社では標準価格に含まれているものがB社ではオプションだったり、A社とC社の見積もりでは同内容なのにずいぶん価格の開きがあったりと、いろいろなことに気づくでしょう。見積もりを比較することで適正な価格もつかめてきますし、必要なサービスも見えてきます。また、他社の見積もりを持っていくことで割引を引き出せるケースもあります。

ただし、リフォームは施工して終わりではなく、ちょっとした不具合などでアフターサポートを受ける機会も多いです。価格だけでなく、会社の雰囲気やアフターサポートなどを総合してどこに依頼するか決めましょう。

補助金や助成金、減税措置を利用する

補助金や助成金、減税措置などを利用することで、かかる金額は同じでも実質的な自己負担金額が低くなります。

2024年は、国の補助金制度として子育てエコホーム支援事業、先進的窓リノベ2024事業などの事業があります。補助金は予算に到達したらそこでその年度は終了、というものが多いので、利用を考えているのであれば早めに準備することをおすすめします。

また、各地方自治体が独自に助成金制度を設けている場合もあります。各自治体のホームページを確認してください。

また、特定のリフォームを行った場合、「増改築等工事証明書」を提出することで所得税の税額控除や、その住宅に対し発生している固定資産税の減額措置が受けられる可能性があります。

関連記事:リフォームで活用できる補助金8選!申請手順や条件も紹介

優先順位をつける

リフォームを考え始めた段階で、優先順位についてもよく考えておきましょう。「アイランドキッチンは譲れない」「絶対にヘリンボーンの無垢材床にしたい」など、こだわりのポイントがあるところは優先順位を高く、そうでないところは低く設定し、予算オーバーの見積もりがでた場合には優先順位の低いものから代替案を考えましょう。

どうしても、というこだわりのポイントのところで妥協すると、リフォームに対する満足度が低くなってしまいます。優先順位の高いものは希望通りの案を生かしつつ、優先順位の低い箇所については、設備のダウングレードを検討してもよいでしょう。

システムキッチンのグレードは当初の希望通りにする代わりにトイレのグレードをさげる、リビングの床材は無垢材にする代わりに洗面所の床材をフロアタイルに変えるといった具合です。

リフォームの資材や設備の選択肢は非常に豊富で、ひとつグレードを下げたからといって、大きく性能が落ちるわけではないというのが実情です。また、最近はリーズナブルで性能の高い製品もたくさんあります。

関連記事:リフォームの優先順位の決め方は?優先順位を決めるメリットとともに解説

築年数から検討するリフォームのタイミング

リフォームはいつ頃から検討するのでしょうか。ここでは、築年数からどのようなリフォームが向いているか、ご紹介します。

築5~10年

築年数5〜10年の物件では、壁紙交換などのリフォームにとどまり、大規模なリフォームはまだ必要にならないでしょう。ただし壁紙は面積が広い分、費用の割に受ける印象の変化は大きいです。

また、IHコンロやガスコンロの平均耐用年数が10年のため、コンロの入れ替えを検討する人が増える時期でもあります。

築10~15年

築10年をすぎると、いろいろな設備に経年劣化がみられるようになります。複合フローリングの場合は15年程度で接着剤が剥がれてきて、床材張り替えのリフォームをする人が増えてきます。

また、洗面台、トイレ、お風呂など、水回りの設備の劣化も目立ち始めるので、新しいものに入れ替えるリフォームが多くみられるのもこの時期です。

築15~20年

築15年まで特に何もリフォームせずにきた場合には、洗面台、トイレ、お風呂などの水回りをはじめ、システムキッチンなどいろいろな設備に劣化が見られます。

また、築20年を迎えると、2度目のコンロ入れ替えの時期になります。加えてシステムキッチン全体も古びてきている、フローリングも劣化がみられる、それならいっそフルリフォームを、と考えるひとが多いことや、子どもが独り立ちするなど家族構成に変化が見られ始める時期でもあることから、フルリフォームを検討する人が増え始めます。

マンションのリフォームにおける注意点

マンションでリフォームする際に、特別注意すべき点は何かあるでしょうか。マンションは「集合住宅」であるという点に、大きなヒントがありました。

管理組合への届け出を提出する

マンションでリフォームをする時には、例え専有部分だけのリフォームであっても管理組合への届出が必要なことがほとんどです。

そういった内容も管理規約には書かれているはずですので、よく読んで、トラブルにならないようにきちんと管理規約にしたがって管理組合に報告するようにしましょう。

近所へのあいさつ回りを行う

専有部分だけの工事であったとしても、工事音が響いたり、場合によっては振動があったり、共用部分のエレベーターで資材を運んだりと、隣近所には少なからず迷惑をかけることになります。

上下左右のお宅には、直接あいさつして回るようにしましょう。リフォーム業者によっては、あいさつ回りに一緒についてきてくださる業者や、工事期間等のお知らせの紙を準備してくださる業者もいます。

費用にメリハリをつけてマンションリフォームを成功させよう

ここまで、マンションリフォームについて見てきました。

費用相場にはどの場所でも金額に幅が出ること、相見積もりを取ったり、補助金や減税制度を活用したり、優先順位を考えたりすることで、限られた予算であっても満足のいくリフォームができることがわかりました。

優先順位の高いところの「こうしたい!」を諦めないことで、リフォームへの満足度はぐっと上がります。また、最近のリフォーム資材はコストパフォーマンスが高いものも多いので、食わず嫌いをせずにいろいろなものを見てみることをおすすめします。

費用の使い方にメリハリをつけて満足度の高いリフォームを行い、自宅をより居心地のいい空間にしていきましょう。

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リフォームとリノベーションの違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説

住まいの改修を考えている方にとって、「リフォーム」と「リノベーション」の違いは重要なポイントです。

この記事では、それぞれの定義や目的、具体的なメリット・デメリットについて詳しく解説します。どちらの方法がご自身のニーズに最適かを理解し、理想の住まいを実現するための参考にしてください。

リフォームとリノベーションの違い

家の改修を検討する際に、一見すると同じように感じるこの2つの言葉は、実際には内容や目的には大きな違いがあります。魅力を再び引き出すためにどちらの方法を選ぶべきか詳しく見ていきましょう。

目的

どちらも住宅の改善を目指しますが、その内容には大きな違いがあります。リフォームは古くなってしまった建物の機能を元の状態に戻すことを主な目的とし、壁紙の張替えや設備の更新など、限定的な範囲での修繕が中心です。

一方、リノベーションは住宅の価値を高めることを目指す方法です。これには、全体的なデザインの刷新、間取りの変更、高機能の設備へのアップグレードなど、広範囲で根本的な改修が含まれます。

単に古いものを新しくするだけでなく、現代のライフスタイルに合わせて住空間全体を最適化し、住宅の機能性だけでなく、快適性や満足度も大幅に向上させられます。

工事規模

リフォームは比較的小規模な工事に留まることが多く、特定の箇所や設備の交換、修理が中心です。たとえば、キッチンの設備交換や浴室の防水処理など、具体的な部位の改善がリフォームの典型的な形です。

これに対して、リノベーションの工事は大規模であり、建物の構造にも影響を及ぼします。間取りの変更や主要な構造部分の改修を伴うため、リノベーションは全体の設計を見直し、より根本的な変化を実現することが可能です。

結果として、リノベーションは住まいの機能だけでなく、空間の使い勝手や美観にも大きく貢献することができるため、リフォームよりも時間とコストがかかる傾向にあります。

リフォームとリノベーションのそれぞれのメリット・デメリット

これらの2つの方法は住宅の改修手段として一般的ですが、それぞれに具体的なメリットとデメリットがあります。理想的な住まいを実現するために、これらの違いを理解し、自分のニーズに最適な選択をしましょう。

リフォームのメリット・デメリット

リフォームの大きなメリットは、工事費用を抑えやすく、工期が短い点です。小規模な修繕が中心のため、比較的安価に済み、日々の生活に最小限の影響で改修を完了できます。また、部分的な工事のため、施工後のイメージが具体的に描きやすく、計画段階での期待と違いが生じにくい点もメリットです。

一方で、デメリットとしては、デザインの自由度が低く、住宅の性能向上には限界があることが挙げられます。リフォームでは基本的に現存する構造を活かすため、全体的なデザインの一新や、大幅な間取りの変更が難しいです。さらに、部分的な改修のため、未改修部分の老朽化が進行し、結果的にトータルコストが増加する可能性もあります。

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーションの最大のメリットは、自由度の高い変更が可能であることです。中古物件を購入し、全体をスケルトン状態にしてから理想の間取りやデザインに改修できるため、自分だけのオリジナルな空間を実現できます。また、立地や価格の面で新築よりも有利な条件で理想の住まいを手に入れることが可能です。

しかし、デメリットも存在します。大規模な工事が必要なため、リフォームに比べて費用と時間がかかることが一般的です。また、中古物件の場合、耐震性や構造的な問題が見過ごされることがあり、これらを解消するための追加費用が発生する可能性があります。さらに、デザインの自由度が高い分、計画段階での時間と労力が増え、プロジェクト全体の管理が複雑になることも考慮する必要があります。

リフォームとリノベーションの施工内容と費用相場

家を改修する方法として、この2つには施工内容と費用相場の面で異なる点が多く存在します。ここでは2つの方法の施工内容と費用相場について詳しく見ていきましょう。

リフォームの場合

リフォームは主に既存の空間や設備の更新に重点を置く改修方法です。とくに水回りの改修が一般的で、キッチン、浴室、トイレ、洗面所の設備交換がよく行われます。これには、機能性やデザインの向上を図るための交換が含まれます。
たとえば、古くなったキッチンをより使いやすいモダンなスタイルに変えたり、省エネ機器への更新を行うことで、快適さと同時にランニングコストの削減も可能です。

内装工事では、壁紙の張り替えや床材の交換が主流です。これにより、部屋の印象を新しくし、住環境を改善します。たとえば、フローリングを高品質な素材に交換することで、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンスの容易さも向上します。

費用面では、キッチンのリフォームには約50〜150万円、浴室の改修には同様に50〜150万円が一般的です。トイレや洗面所のリフォームは、それぞれ15〜50万円程度で行えることが多いです。内装の壁紙や床の交換は、空間の広さや選ぶ材料によって費用が異なりますが、一般的には数十万円の範囲で収まります。

関連記事:水回りのリフォームを検討すべきタイミングと費用相場を解説

リノベーションの場合

リノベーションは大規模な改修が特徴で、壁の位置が変わる間取りの変更やスケルトンリフォームが含まれます。これにより、住宅の基本的な構造からデザインまで、大幅に変更を加えることが可能です。たとえば、壁を取り除いてオープンなリビングを作ることや、全く新しい動線を考えて、使い勝手の良い家へと生まれ変わらせることができます。

費用相場はリフォームよりも高く、全体的な改修で数百万〜数千万円かかることも珍しくありません。間取りの変更や全面的な内装の刷新、設備の大規模な交換など、施工内容によって大きく変わります。とくに、老朽化した建物を現代の建築基準に合わせて全面改修する場合や、デザインに特化したカスタマイズを行う場合は、その費用はさらに上昇します。

これら2つの方法は、施工の範囲と目的が異なり、それぞれの費用も大きく違ってくるので、自分の予算と住まいのニーズを慎重に考慮し、どちらの方法が最適かを選ぶことが重要です。

リフォームとリノベーションのそれぞれの進め方

どちらも家の質を向上させる方法ですが、進め方には大きな違いがあります。リフォームは既存の構造やデザインを一部変更するのに対し、リノベーションはより広範囲にわたり、建物の機能や用途を根本から見直す作業を含みます。

ここでは、それぞれのアプローチに応じたプロセスの進め方を具体的に解説していきますので、この情報をもとに、自分の住まいに最適な選択を行えるようにしましょう。

リフォームの進め方

リフォームは、住まいの機能や快適さを向上させるためのものであり、進める際は計画的に行うことが重要です。ここでは、リフォームの進め方を見ていきましょう。

1. 相談・見積もり・契約:リフォームを開始する前に、家族との十分な話し合いが必要です。目的や優先順位を明確にした後、複数の業者に相談し、見積もりを取得します。見積もりが出揃ったら、最も信頼できる業者を選び、契約を締結します。この段階で、ローンの事前審査を行うことも重要です。

2. 打ち合わせ・仕様決定:業者が決まったら、具体的な内容や仕様について詳細を決めていきましょう。この段階では。ショールームなどでの設備の確認や、既存の住居の構造に合わせた工事内容の調整が行われます。必要に応じて、一時的な移住の準備も行いましょう。

3. 養生工事:養生工事では、リフォームが本格的に開始される前に、住宅の既存部分を保護します。床、壁、窓などの表面を専用の養生材で覆い、工事中に発生する可能性のある傷や汚れから守ります。この工程は、リフォーム作業の安全性を確保し、最終的な仕上がりの品質を高めるために不可欠です。

4. 解体工事:解体工事では、古い設備や既存の建築構造を取り除く作業が行われます。給排水の適切な管理が求められるほか、電気配線やガス管の扱いにも細心の注意が必要です。解体作業中には予期せぬ問題が発生することがあり、その際には専門的な知識と迅速な対応が不可欠です。適切な解体工事を行うことで、次の工程への移行をスムーズに行えます。

5. 配管・配線工事:この段階で、建物の基盤となる配管や電気配線が新しく設置または交換されます。新たな配管と配線の導入により、リフォーム後の住まいは現代の技術標準に適応し、より効率的なエネルギー利用や安全な電気設備を備えることが可能です。これによって、快適で機能的な居住空間が確保されるため、住む人の生活品質が向上します。

6. 壁紙・仕上げ工事:内部の構造物の工事が完了したら、壁紙やフローリングなどの内装仕上げに移ります。この工程は、選ぶ素材や色調が部屋全体の印象を左右する重要な工程です。壁紙の質感や色は、空間の明るさを調整し、居心地の良さを大きく向上させます。また、フローリングの材質選びは耐久性だけでなく、足元の感触にも影響するため、慎重に選ぶ必要があります。これらの仕上げ工事は、家の見た目を美しく保つだけでなく、居住の快適さを大幅に向上させるために大切です。

7. 設備の交換と設置:この工程では、日常生活に必要な機能性はもちろん、空間の美観を高めるデザインにも注目します。設備選びにあたっては、エネルギー効率の高いモデルや最新の技術を取り入れた製品を選ぶことで、将来のコスト削減も可能です。

8. クリーニングと最終チェック:全ての工事が完了した後は、施工箇所の徹底的なクリーニングと最終チェックが不可欠です。この段階では、専門の清掃スタッフが建材の残骸や工事中に発生した汚れを丁寧に除去します。さらに、業者が細部にわたる点検を行い、電気配線、水回り、設備の動作確認を含め、全てが正しく機能するかを検証します。

9. 引き渡し:引き渡し工程は、最終段階として重要な工程です。作業の全てが完了し、最終的な確認と徹底的なクリーニングが行われた後、業者は施主に対して物件の引き渡しを実施します。この時、新しい設備の操作方法の説明及び保証書の交付が行われ、これにより安心して新しい生活をスタートできるようサポートします。この段階を通じて、施主はリフォームされた住空間におけるすべての変更点を把握し、問題があればすぐに対応を依頼することが可能です。

関連記事:リフォームの流れを計画から引き渡しまで徹底解説

リノベーションの進め方

リノベーションを成功させるためには、計画的かつ段階的に進めることが重要です。ここでは、一般的な進め方を見ていきましょう。

1. 個別セミナー・初期相談:最初の段階では、専門家との個別セミナーや初期相談が必要不可欠です。この段階で行われるのは、ビジョンの共有、予算の設定、そしてスケジュールの計画などがあります。ここでの話し合いにより、具体的な要望や期待を明確にし、方向性を決定します。また、この初期相談を通じて、主要な課題や潜在的な問題点についても識別し、初期段階での解決策を検討することが可能です。

2. 物件探し(まだ物件を持っていない場合):既存の物件をリノベーションする場合、まず理想の物件を見つけるところから始めます。この過程では、地域の市場を熟知した不動産業者と協力し、予算や立地、建物の状態などの複数の要因を考慮して最適な物件を選び出します。リノベーション向けの物件選びでは、将来的な価値向上が見込めるエリアや、改修のしやすさを重視しましょう。

3. 現地調査とヒアリング:リノベーションの次の段階は、実際の物件の現地調査を行うことです。この段階で、専門の測量士が寸法を正確に取り、必要なデータを詳細に収集します。さらに、デザイナーや建築士とともに、物件の構造的な特徴や既存のインフラを詳細に確認し、将来のリノベーション計画に必要な情報を集めます。同時に、要望に応じて、より具体的なデザインや機能性に関するヒアリングも行って、それらの情報を基に最終的なリノベーション計画を練り上げていきましょう。

4. プレゼンテーションとデザイン決定:この段階では、初期のヒアリングを基にしてデザインプランがプレゼンテーションされます。この重要な段階で、間取りやデザインの大枠が詳細に決定され、使用する素材や色の選択も含めて進められます。要望に応じて複数のプランが提案されることもあり、細部にわたる計画が固まることで、実際のリノベーションがより具体的な形を成していくことでしょう。

5. 詳細設計と見積もり:最終デザインが承認された後、詳細設計のフェーズに進みます。この段階では、建築士やデザイナーが設計図を描き、工事に必要な正確な材料リストと工事のスケジュールを作成します。設計図には、電気や配管などのインフラ配置も含まれ、これに基づいて工事の詳細な見積もりが算出可能です。最終的な見積もりは、リノベーションの予算設定と工期の調整に不可欠です。

6. 工事請負契約と施工開始:見積もりと詳細な計画をもとに、リノベーションにおける工事請負契約を締結します。この契約は、工事の範囲、コスト、時間を明確に定義し、双方の責任などを正式に記録するものです。契約が完了すると、予定された工事が開始されます。工事期間中は、専門のプロジェクトマネージャーが現場を監督し、進捗状況を定期的に確認し、計画に沿って施工が進行するよう適切に管理します。

7. 施工管理と品質チェック:施工管理と品質チェックは、リノベーションにおいて重要な工程です。工事中は定期的に専門のプロジェクトマネージャーが現場を訪れ、工事が計画どおりに進行しているか、そして品質管理が適切に行われているかを徹底的にチェックします。また、安全管理にも細心の注意を払い、工事現場の安全性を確保します。

8. 完成と最終検査:全ての工事が完了すれば、最終検査です。この検査では、専門のプロジェクトマネージャーが工事の各部を詳細に調べ、設計通りに施工されているか、また機能面や安全性に問題がないかを徹底的に確認します。ここでは、小さな不具合が発見された場合、即座に修正や調整が施されます。

9. 引渡しとアフターケア:仕上げの段階として、厳格な最終検査を経て、すべての問題点が解消されたことを確認後、引渡しを行うのが一般的です。この引渡しは、リノベーションの成果をお披露目する瞬間です。引渡し後も、長期にわたる保証と充実したアフターケアサービスが提供されます。これにより、新しく生まれ変わった住まいの品質と快適性が長く保たれ、万が一の問題にも迅速に対応します。

自分に合った方法を選びましょう

リフォームとリノベーションは、それぞれ異なる目的と方法を持つ住宅改修手段です。リフォームは主に既存の設備を修繕・更新することを目的とし、費用や工期が比較的少なく済む点がメリットです。

一方、リノベーションは住宅全体の価値向上を目指し、間取り変更やデザイン刷新などの大規模な改修ができます。どちらを選ぶべきかは、個々のニーズと予算に大きく依存します。自分の住まいに最適な改修方法を選び、理想的な生活空間を実現しましょう。

リフォームについてお悩みの方は「隆建設」にご相談ください。最長10年保証や、一定期間での点検なども充実しており、多くのお客様に満足いただいております。どのような悩みでも、お気軽にご相談ください。お悩みを弊社が解決いたします。

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リフォームを検討すべきタイミングは?ケースごとに解説

「家のリフォームっていつするべきなのかわからない」といったお悩みはありませんか。家の快適性を高め、長期的なコストを抑えるためには、リフォームの適切な時期を見極めることが欠かせません。

この記事では、さまざまな住宅部分のリフォームタイミングを具体的なケースごとに解説し、いつ、どのようにリフォームを進めれば良いのか解説します。家族全員がより快適に過ごせる住まいへと導くためのポイントを、具体的な例とともに見ていきましょう。

リフォームの「時期」が重要な理由

リフォームの適切な時期を見極めることは、家の住みやすさと経済的な面の両方において重要です。適切なタイミングでリフォームを行うことで、小さな修理で済むようになり、大規模な修繕や全面的な改修工事を避けられます。これは、長期的に見れば大幅なコスト削減につながるので無視できません。

また、リフォームを適切な時期に行うことは、住みやすさを大きく向上させると同時に、住宅の市場価値を保持する効果もあります。設備の老朽化や機能性の低下を放置すると、住みやすさが著しく低下し、最悪の場合、健康や安全に直接影響を及ぼす事態にもつながりかねません。

よって、リフォームはただ単に見た目を良くするためだけでなく、住宅の機能を維持し、快適な生活空間を確保するための必要不可欠な措置であるといえます。

建物や設備の耐久性から考えるリフォームのタイミング

建物や設備の耐久性は、リフォームのタイミングを判断する重要な要素です。とくに水回りや屋根、外壁など、日々の使用や自然環境に直接晒される部分は、適切なメンテナンスが必須です。

一般的に、水回りの設備は約15〜20年をリフォームの目安とし、外壁や屋根の塗り替えは約10年ごとが推奨されています。リフォームを通じて最新の設備や材料を取り入れることで、住まいの機能性や快適性を向上させることが可能です。

そのため、建物の状態を定期的にチェックし、初期の段階での適切なリフォーム計画を立てるようにしましょう。

築年数から考えるリフォームの方法

住宅の築年数は、リフォームを考慮する上で重要な目安です。時間が経過するにつれて、住宅の各部分が自然と劣化していくため、定期的なメンテナンスや必要に応じたリフォームが必要になることは間違いないでしょう。

ここでは、キッチン、お風呂・洗面所、トイレ、内装、そして外装・屋根という主要な部分に焦点を当てて見ていきましょう。

キッチン

キッチンのリフォームを検討するタイミングは、機器の耐用年数や使い勝手の変化によって異なります。とくに、レンジフードやビルトイン食洗機は、使用頻度に応じて8〜11年を目安に交換を考えると良いでしょう。これらの設備は、日常的に使うことが多く、機能の低下が生活に直接影響を与えます。

たとえば、レンジフードの吸引力が低下すると、キッチン全体の油汚れがひどくなり、掃除が困難になってしまいます。また、ビルトイン食洗機が老朽化すると、水漏れや洗浄力の低下が起こり得るため、新しいモデルへの更新が必要です。

さらに、システムキッチン全体のリフォームは15〜20年が目安ですが、日々の使用感に不満がある場合や、家族構成の変化でキッチンの機能が現在のライフスタイルに合わなくなったと感じたら、そのタイミングでのリフォームも考えるべきです。

たとえば、扉の閉まりが悪くなったり、引き出しががたついたりするのは、リフォームを検討するサインかもしれません。

動線を改善し、より使いやすいキッチンを目指すことで、料理の効率も格段に上がります。

お風呂・洗面所

お風呂や洗面所のリフォームは、15〜20年を目安に行うことが推奨されています。これは、高温多湿の環境が、設備や建材の劣化を早めるためです。具体的には、浴室のタイルにヒビが入り水が浸透するといった劣化が目立ちます。このような状況は、建物の構造体にまで影響を及ぼす可能性があるため、早期の対応が求められます。

また、浴室のほか、洗面所の設備にも注意が必要です。洗面化粧台やガス給湯器、エコキュートなどの設備は、10〜15年が交換の目安とされています。これらの設備に不具合が生じると、水漏れや温度調整の不具合が発生しやすいです。とくにガス給湯器では、不完全燃焼やガス漏れのリスクも伴うため、定期的な点検と早めの交換が安全を保つために必要とされます。

リフォームの際には、最新の機能を持つ設備への更新を検討することで、より快適で経済的な生活が可能です。

関連記事:お風呂リフォームに適切な季節はある?季節ごとにおすすめのリフォームも紹介

トイレ

トイレのリフォームは、10〜15年の使用後に検討することが一般的です。多くのトイレでは、陶器製の便器やシャワートイレの部品が劣化します。便器に亀裂が入ったり、水漏れが発生したりすると、衛生面だけでなく安全性にも問題が生じるため、速やかな対応が求められます。

とくにシャワートイレは、使用から5〜8年で交換の時期を迎えることが多いです。ヒーターやリモコンの反応が悪くなるなどの故障は、リフォームを検討する重要なサインです。さらに、トイレの使用感や清掃のしやすさを改善するためにも、定期的なリフォームが推奨されます。

新しいトイレには節水機能や除菌機能など、さまざまな最新技術が採用されているため、リフォームを通じて快適性を大幅に向上させることが可能です。また、ニオイや汚れが気になり始めた場合も、リフォームの良いタイミングと言えるでしょう。このように、トイレのリフォームは不具合の修理だけでなく、生活の質を向上させるための重要な投資となることは間違いありません。

関連記事:トイレリフォームは購入から何年ですべき?

内装

内装のリフォームは、壁紙や床材の劣化が目立ち始めた時に検討すると良いでしょう。壁紙は、一般的に10〜15年を目安に張り替えが推奨されます。この期間が経過すると、壁紙は色褪せや汚れが目立ち、空間の印象を大きく損ねることがあります。

さらに、床材に関しても、フローリングやフロアタイルなどは、6〜10年で傷みや凹みが発生しやすいです。高湿度の場所では床材の劣化が進みやすいため、定期的な点検が必要です。

また、内装リフォームは単に古くなった部材を新しくするだけでなく、住空間の使い勝手を改善したり、デザインを一新する機会でもあります。新しい素材を選ぶことで、より快適で機能的な住空間を実現できるため、生活スタイルに合わせて計画的にリフォームを行うことが大切です。たとえば、環境に優しい素材を選んだり、保温性や防音性を高める材料を選ぶことも可能です。

リフォームは、これからの生活を豊かにするための投資として、適切なタイミングで実施することが望ましいでしょう。

外装・屋根

外装や屋根のリフォームは、建物を良い状態で維持する上で重要です。一般的に外壁や屋根の塗り替えは、約10年ごとに行うことが推奨されています。この期間を過ぎると、塗膜の劣化が進み、色褪せやひび割れが発生しやすいです。これらの小さなダメージが積み重なると、最終的には建物の構造体にまで影響を及ぼす可能性があり、大規模な修繕が必要になることもあるので注意が必要です。

定期的な塗り替えにより、外壁と屋根の防水機能を維持し、建物の耐久性を高められます。塗り替えを適切なタイミングで行うことにより、雨水の侵入を防ぎ、さらには断熱効果を保持することも可能です。

また、外観の美しさを保つことは、住宅の価値を維持するためにも無視できません。外壁や屋根の状態を定期的にチェックし、色あせやひび割れなどの初期のサインを見逃さないようにすることが、余計な修繕コストを避けるために重要です。

リフォームは単に修繕するだけでなく、住宅の機能を向上させ、長期的に安全で快適な住環境を保つためにも必要な投資であることを理解しておきましょう。

目的から考えるリフォームのタイミング

リフォームは、ただの修繕ではなく、生活の質を向上させる貴重なタイミングです。国土交通省の「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によれば、多くの家庭が住宅の老朽化に対処するためにリフォームを行いますが、それ以外にもさまざまなライフステージや家族構成の変化に応じたリフォームが必要です。

具体的には、「快適に暮らすため」、「老後の生活を安心させるため」、「子どもの成長に対応するため」、そして「家族編成の変化に適応するため」など、それぞれのニーズに応じたリフォームが考えられます。ここでは、これらの異なるニーズに基づいて、どのようなタイミングでリフォームを行うべきかについて詳しく見ていきましょう。

快適に暮らすためリフォーム

リフォームは、ただ単に空間を新しくするだけでなく、生活の質を向上させる手段です。家を快適に保つためのリフォームは、住む人の心地よさを追求し、日々の生活を豊かにするために行われます。とくに床暖房の設置や、和室から洋室への変更、システムキッチンの導入、オール電化への移行などが、快適性を重視したリフォームの例として挙げられます。

これらの変更は、ただ見た目を美しくするだけでなく、使い勝手を改善し、エネルギー効率を高める効果も期待できるでしょう。家族のニーズに合わせたリフォームを行うことで、長期間にわたり快適に過ごすことが可能です。このようなリフォームは、急ぐものではなく、家族の成長やライフスタイルの変化を見越して計画的に行うことが望ましいでしょう。

老後に備えるリフォーム

老後に備えるリフォームは、将来的な体の安全と快適性を確保するために重要です。一般的には日常生活での転倒事故を防ぐためのバリアフリー化が中心となるでしょう。手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材への変更など、安全に配慮した改修が推奨されます。

また、ヒートショックを防ぐための断熱材の追加や床暖房の設置も効果的です。これらの改善は、自宅での生活の安心を支えるものであり、介護が必要になった際の負担を軽減します。

早い段階でのリフォーム計画は、高齢になってから急いで対応するよりも、経済的にも身体的にも大きなメリットがあります。

子どもの成長に備えるリフォーム

子どもの成長に合わせたリフォームは、家族が快適に暮らすために重要です。とくに、子どもが小さい間は安全かつ監視しやすい環境を整えることが大切です。たとえば、リビングから子ども部屋が見えるレイアウトや、片付けがしやすい収納スペースを確保することは、日々の生活をスムーズにします。

また、子どもが学校に通い始めると、学習スペースの確保やプライバシーを重視した部屋の分割も考えられます。成長に応じて、子ども部屋のニーズは変わるため、柔軟に対応できるリフォーム計画を立てることが理想的です。

家族編成の変化に対応するリフォーム

家族構成の変化に伴うリフォームは、部屋の役割や機能の最適化を目的としています。たとえば、子どもが独立した後の空き部屋を趣味室やホームオフィスに転換することで、住空間をより有効に活用することが可能です。

また、家族が増えることによって必要となる場合、追加のバスルームの設置や寝室の増築を行うことも1つの手段です。このようなリフォームは、ただ単に空間を変更するだけではなく、住む人の生活スタイルやニーズに合わせた住まいへと進化させるための方法です。

効果的なリフォームにより、家は家族の変化に柔軟に対応し、長く快適に過ごすことができる空間となるでしょう。

リフォームの流れ

リフォームの過程は、計画的に進めることが必要です。ここでは、一般的なリフォームの流れを見ていきましょう。

1. リフォーム会社選び:リフォームを行う前に、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、施工実績や保有資格、人柄などを確認しましょう。得意分野や顧客のレビューを参考に選ぶようにすると悪質な業者を避けやすいです。

2. 現地調査と見積もり:選んだリフォーム会社に家の現状を詳しく調査してもらい、リフォーム計画に基づく見積もりを出してもらう段階です。この段階で、具体的なリフォーム内容と予算を精査し、必要に応じて調整を行います。

3. リフォームローンの検討:大規模なリフォームの場合、リフォームローンの利用を検討しても良いかもしれません。金融機関による融資条件を確認し、申込みから審査、融資の受け取りまでの手続きを行います。

4. 工事請負契約の締結:全ての計画が固まったら、リフォーム会社と正式な契約を結びましょう。契約内容には工事の範囲、費用、スケジュールなどが明記され、双方の同意のもと進められます。

5. リフォーム工事の実施:契約に基づきリフォーム工事が開始されます。工事中は定期的に現場を確認し、進行状況を把握しておきましょう。

6. 完成と最終確認:工事の完成後、リフォーム会社とともに最終的なチェックを行い、問題がなければ引き渡しです。

7. 工事代金の支払い:工事が完了し、すべてのチェックが終わったら、約束された代金を支払います。分割払いが約束されている場合は、その支払いスケジュールに従って支払いを行います。

8. 必要に応じた登記:リフォーム内容によっては、建物の登記変更が必要になることがあるので注意してください。とくに、増築や用途変更があった場合は、法的な手続きを忘れずに行いましょう。

リフォームで家を守り快適な生活を手に入れましょう

リフォームは、単なる家の修繕以上の意味を持ちます。適切なタイミングでリフォームを行うことで、住みやすさを大幅に向上させると同時に、家の市場価値を保持します。

老朽化した設備の入れ替え、生活スタイルの変化に対応する空間の再設計など、リフォームは家族の安全と快適な生活を守るために不可欠です。

定期的なメンテナンスと計画的なリフォームで、より良い住環境を手に入れましょう。

千葉県でのリフォームをご検討の場合は「隆建設」にご相談ください。リフォーム後の10年保証をはじめとする弊社独自のサポートプログラムをご提供いたします。

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