お風呂リフォームの時期に関する悩みは多く聞かれます。四季がある日本において、お風呂リフォームにおすすめの季節はいつなのでしょうか。
本記事では、お風呂リフォームに適切な季節や季節ごとのリフォーム事例などについて、詳しく解説していきます。リフォームを検討している方、時期を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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お風呂リフォームの目安の時期
一般的なお風呂リフォームの目安は10〜20年に1回です。この期間は設備やデザインの劣化や経年劣化による故障やトラブルの可能性が高まるため、リフォームを検討する時期とされています。
また、長期間使用することでお風呂の使用環境やニーズも変化するため、新しい機能やデザインがほしくなるかもしれません。
定期的なメンテナンスも大切ですが、適切な時期にリフォームすることで、お風呂の快適性や安全性をより保つことができます。
お風呂リフォームを検討するタイミング
次に、お風呂リフォームを検討する最適なタイミングを紹介します。
経年劣化による不具合が起こる
お風呂の長期間の使用により、設備やパーツの経年劣化が進み、不具合が起こる可能性があります。たとえば、水漏れや排水の詰まり、シャワーホースの劣化などが挙げられます。これらの不具合は使用に支障をきたすだけでなく、水漏れなどの安全上のリスクも伴います。リフォームによって老朽化した設備やパーツを新しくすることで、これらの不具合を防ぐことができます。
定期的にメンテナンスすることも重要ですが、経年劣化による不具合が起こった場合は早急にリフォームを検討しましょう。
寒さが気になる
お風呂のリフォームを検討するタイミングの一つが、寒さが気になる時です。古いお風呂では断熱性能が低く、湯船に入っても温度がすぐに下がってしまい、快適な入浴ができないことがあります。
また、冬場にお風呂の温度を上げるために過剰なお湯を使うことで、給湯費が高くなったり、エネルギーの無駄遣いになることもあります。リフォームによって断熱性能の高いお風呂に変えることで、快適な入浴環境を実現できます。
ライフスタイルが変わる
意外と見落としがちなリフォームに適したタイミングが、ライフスタイルが変わった時です。
たとえば、子供が成長してバスタイムが賑やかになったり、高齢になってバリアフリーのお風呂が必要になったりする場合などです。リフォームによって、子供用の浴槽や手すりを取り付けるなど、新しいライフスタイルに合わせた仕様に変えられます。
お風呂リフォームに適した季節は?
お風呂リフォームに適した季節は、ずばり春です。
基本的には、繁忙期か否か、作業がしやすいかどうかで価格が決まり、気温で顧客側の快適さが決まります。顧客側の都合で言えば、汗をかきにくく、銭湯などにも行きやすい春は、自宅のお風呂が使えないリフォームに最適といえます。
春がおすすめの理由
お風呂リフォームに春がおすすめな理由はもう一つあります。というのも、リフォーム業者の中には3月の決算に向けてキャンペーンを行っており、受注に積極的に取り組んでいる会社がいるからです。
また、春から早めの計画を立てて工事を進めれば、3〜5月にお風呂のリフォームが完了できます。この季節に工事を終えることで、寒さや暑さの影響を大幅に受けずに新しいお風呂を使用できるというわけです。
【季節別】お風呂リフォームの内容
お風呂リフォームは春がおすすめですが、ほかの季節にリフォームしてはいけないのでしょうか。たしかに最適は春ですが、ほかの季節でもお風呂リフォームの事例は多くあります。
ここからは、四季それぞれのリフォーム事情について、詳しく解説していきます。
春のお風呂リフォーム
繰り返しになりますが、お風呂のリフォームに適した季節、春。寒さも暑さも穏やかなので、工事中を快適に過ごせます。
また、3月にはリフォーム業者がキャンペーンを行い、受注競争が激化。先述した通り、5月までに工事を終えることができれば、入浴も快適でしょう。
夏のお風呂リフォーム
夏のお風呂リフォームには注意が必要です。
暑さや湿度が高い季節なため、作業中に作業者やリフォーム業者の方々が熱中症になってしまう可能性があります。また、夏は汗をかきやすいため、工事中に汚れや臭いが残ることも。
そのため、快適な工事環境や仕上がりを求めるのであれば、夏ではなくほかの季節を選ぶことをおすすめします。
秋のお風呂リフォーム
秋のお風呂リフォームも、比較的理想的な時期です。
気候が暑くも寒くもないので工事中の快適さが保たれます。
ただし、多くの人がこの時期にリフォームを考えるため、工事業者の予約が集中し、工期の遅延が起こる可能性もあります。リフォームを年内に完了させたい場合は、打ち合わせをしっかりと行い、早めに工事を依頼することをおすすめします。
冬のお風呂リフォーム
冬のお風呂リフォームも夏同様、注意が必要です。
リフォーム中は家でお風呂に入らなくても良いという場合は検討の余地がありますが、基本的にはおすすめできません。
日が暮れるのも早く、また地域によっては雪による工期の延長も起こり得ます。
さらに、ヒートショック現象にも注意が必要です。急激な気温変化で生じるヒートショックは最悪の場合、命に関わる可能性もあるので、細心の注意を払う必要があります。
お風呂リフォームにかかる費用の相場
お風呂リフォームの費用相場は、主に浴槽の種類で異なります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合は50~150万円程度、在来浴室からユニットバスへのリフォームの場合は65~150万円程度が相場です。在来浴室をそのままリフォームする場合の相場は50~200万円程度です。
費用はほかにも、ユニットバスのグレードやサイズ、住宅の種類、浴室の工法の種類、補修の有無などによって変動するため、幅があると言えます。
お風呂リフォームに適した季節は春
今回は、お風呂リフォームに適した季節について解説してきました。
お風呂リフォームは春が最適です。春は日照時間が長くなり、温度も安定しているうえ、工事にかかる期間も短くなります。同様に秋もおすすめですが、逆に夏や冬は避けるのが無難です。
いずれにせよ、経年劣化や寒さが気になったり、ライフスタイルが変わったりした場合は、早めのリフォームを検討しましょう。