お風呂のリフォームには、ある程度の時間がかかります。具体的に、どれくらいの期間が必要となるのでしょうか。
本記事では、お風呂リフォームにかかる期間の目安や、工期をなるべく短くするコツ、リフォームする前に確認しておきたいポイントなどについて解説していきます。
お風呂のリフォームをご検討中の方は、ぜひご参考ください。
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お風呂リフォームを決断する前に確認しておきたいポイント
まずは、お風呂のリフォームを決める前に確認しておきたいポイントを紹介します。
お風呂のリフォームは、住居形態・浴室の種類・リフォームを実施する時期によって期間が変わります。それぞれご確認ください。
住居形態で期間が変動する
お風呂のリフォームを考える際には、住居形態による工期の違いを考慮して、スケジュールを調整する必要があります。
マンションでは管理組合の規約によって工期が変動し、搬入経路や通路・エレベーターの制約が工事日数を延ばす可能性があり、作業時間帯の制限も進行に影響します。また、集合住宅でリフォームを行う際は、あらかじめ組合やオーナーの許可をとらなければいけません。
一方、戸建ての場合はリフォームするうえで制限がなく、工期はほぼ変動しません。また、集合住宅よりも自由度が高い分、さまざまなオプションなども検討できるでしょう。
浴室の種類で期間が変わる
お風呂リフォームの工期は、浴室の種類によって異なります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームする場合、「在来浴室」からユニットバスへリフォームする場合、在来浴室をそのまま在来浴室へリフォームする場合では、週単位で期間が変わることもあります。
詳しくは後述するので、ぜひ確認してください。
リフォームを実施する時期で期間が変わる
お風呂のリフォームの工期は、リフォームを実施する時期によっても影響があります。
特にリフォーム業者の繁忙期である夏のボーナス後の10月から年末にかけてと、3月の年度末は、工期が延びる可能性があります。そのため、スケジュールに余裕をもたせることが重要です。
リフォームを検討する際には、繁忙期に影響を受けない時期を選ぶか、早めに業者に相談しましょう。
お風呂リフォームにかかる期間の目安
次に、お風呂リフォームにかかる期間の目安を解説していきます。
本記事では、4パターンに分けてご紹介します。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合
ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合は、4日前後が目安です。
ユニットバスは、パーツを工場であらかじめ成型して、施工現場で組み立てて造られる「ユニット工法」を採用していることから、ユニットバスと呼ばれています。浴槽や壁、床、天井などのパーツが一体となっており、防水性の高い素材で造られています。
このリフォームでは、既存のユニットバスの取り外しと、新たなユニットバスの設置が主な作業です。
ほかのパターンと比較するとスムーズに進められるため、遅くとも1週間程度で完成することが多いです。
在来浴室からユニットバスへのリフォームの場合
「在来浴室」からユニットバスへのリフォームの場合、工期は1週間前後が目安です。
在来浴室とは、在来工法によって作られた浴室のことをいいます。他の部屋と同じように浴室スペースを作り、周囲に防水加工を施したうえで浴室が造られます。
オーダーメイドとなるため、空間や形状に捉われず、広さ・デザインなどが自由に仕上げられます。
このリフォームでは、在来浴室を取り外して、新しいユニットバスを設置する作業が主な工程となります。この間に、配管の変更やタイルの撤去なども行われます。
具体的な工事スケジュールは、お風呂の大きさやデザイン・機能などによって異なります。業者との打ち合わせで詳しく確認してください。
在来浴室から在来浴室へのリフォームの場合
在来浴室から在来浴室へのリフォームの場合、工期は2週間から1ヶ月程度が目安です。
在来浴室のリフォームでは、壁や床のタイルの撤去や交換、配管や給湯器の移動などが必要です。これらの作業には時間がかかるため、工事完了までに数週間から1ヶ月程度かかります。
浴室と洗面所を同時にリフォームする場合
浴室と洗面所を同時にリフォームする場合、浴室のリフォーム期間に加えて1~4日間を要することが一般的です。
浴室のリフォームには、主に配管の変更やタイルの取り替えが含まれます。そして、洗面所のリフォームには水回りの設備や、収納の取り付けなども含まれます。
近い領域ではありますが、別途工事が行われるため、追加で日数が必要です。
お風呂リフォームの工期を短くするコツ
最後に、お風呂のリフォームの工期をなるべく短縮する3つのコツをご紹介します。
工期が短い業者を選ぶ
当然と言えば当然ですが、工期が短い業者を選ぶことです。
工期が短く設定されている業者では、効率的な施工計画や経験豊富なスタッフを揃えていることが多いです。また、そういった業者は問い合わせの返答が迅速で、工事内容の説明がわかりやすいなどの特徴もあります。熟練した業者は工程管理や作業効率にも長けているため、スムーズな工事と臨機応変な対応に期待できるでしょう。
家の中を掃除しておく
あらかじめ家の中を掃除しておくことも重要です。
作業効率を上げるためには、工事エリアや、その周辺、通路などをすっきりと片付けておくことで、業者がスムーズに作業できます。
また、工事期間中は掃除や片付けの負担が増える場合もあるため、そういった点でも工期の短縮につながるでしょう。
工程表で工期を交渉する
最後に、工程表で工期を交渉することです。
工期は業者との事前の打ち合わせで合意する必要がありますが、具体的な工程表を作成する、あるいは作成してもらうことで、より詳細なスケジュールが確認できるでしょう。
これにより、業者と事前に共有されたスケジュールに基づいて工事が進められ、スムーズに進められれば短縮も期待できます。
お風呂リフォームにかかる期間の目安は主に浴室の種類で変わる
お風呂のリフォームの工期は、住居形態やリフォームを実施する時期にもよりますが、とくに浴室の種類によって異なります。
現在のお風呂の種類と状態、より良くしたいポイントを見て、どのようなお風呂にリフォームするのかをよく検討しましょう。また、集合住宅の場合は事前に管理組合やオーナーへ確認したおくことも忘れてはいけません。
お風呂のリフォーム期間をなるべく短くするには、業者の選定、家の中を片付けておくこと、工程表を作成しておくことなどがポイントとなります。
実際にリフォームを検討する際には、これらのポイントを念頭に十分に計画を立てましょう。