お風呂のリフォームで多くある悩みの一つに、リフォーム中の入浴問題があります。
リフォームには、どうしても一定の期間がかかるため、自宅で入浴できなくなってしまいます。
そこで本記事では、工期中の過ごし方などについて、詳しく解説していきます。
リフォームしたいけれど、工期中が不安で踏み切れないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
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お風呂リフォームの期間【種類別】
まずは、お風呂のリフォームの期間について、種類別に見ていきましょう。
お風呂のリフォームにかかる期間は、リフォームの内容や規模によって異なります。
ここでは、ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合と、在来浴室からユニットバスにリフォームする場合について、それぞれの特徴と期間を説明していきます。
ただし、ここでご紹介するのはあくまでも例であり、具体的な工程や工期は、施工現場の状況や、作業内容によって異なります。あらかじめ業者とよく相談しましょう。
ユニットバスからユニットバスの場合
ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合、4日前後が目安です。
ユニットバスとは、工場で浴室の壁・床・天井・浴槽といったパーツがセットで製造され、パーツを施工現場へ搬入して組み立てる浴室のことを指します。この後ご紹介する「在来浴室」とは異なり規格品のため、比較的工期が短いことが特徴の一つです。
この場合のリフォーム期間には、次の工程が含まれています。
- ・既存のユニットバスの撤去作業
- ・給排水管などの水道工事
- ・照明や換気扇などの電気工事
- ・新しいユニットバスの設置
在来浴室からユニットバスの場合
在来浴室からユニットバスへのリフォームの場合、1週間前後が目安です。
在来浴室とは、他の居住スペースと同じように浴室スペースを作り、その周囲に防水加工などを施して浴室が造られるものです。ユニットバスとの大きな違いは、規格品ではないため広さやデザイン、素材などにこだわれる点です。その代わり、ユニットバスよりも施工期間が長くかかります。
この場合のリフォーム期間には、次の工程が含まれています。
- ・在来浴室の解体作業
- ・給排水管などの水道工事
- ・照明や換気扇などの電気工事
- ・新しいユニットバスの設置
お風呂リフォーム中の入浴はどうする？
ここからは、お風呂のリフォーム期間中の入浴問題について見ていきましょう。
結論から言えば、リフォーム中に自宅のお風呂を使うことはできません。
金銭面やライフスタイルなどにあわせて、対応方法を考えましょう。
近くの銭湯を利用する
もっとも多い対応策として、近くの銭湯を利用することが挙げられます。
銭湯は住宅のお風呂以上に環境が優れており、リフォーム期間中も快適に過ごすことができるでしょう。広さだけでなく、お風呂の種類が楽しめるところもあれば、併設されている施設や休憩所などが楽しめる点も魅力です。
近場の銭湯の料金や営業時間を事前に確認して、リフォーム期間にあわせて楽しみながら利用計画を立ててみてください。
友人や知人のお風呂を借りる
友人や知人のお風呂を借りることも対応策のひとつです。
親しい関係の人に相談し、一時的にお風呂を借りることでほとんど変わらない入浴環境を確保できるでしょう。事前に連絡を取り、利用の日程や、ルールなどを相談しましょう。
また、実際に借りることとなる場合は、感謝の気持ちを示すために、お礼などを考えておくこともおすすめします。
スポーツジムを利用する
多くのスポーツジムには、シャワーやお風呂などが完備されており、リフォーム期間中の入浴ニーズにも応えてくれるでしょう。
ジムの料金や営業時間を確認して、リフォーム期間に合わせたプランを選びましょう。
また、スポーツジムは運動や健康づくりにも良い環境であるため、リフォーム期間中の息抜きや、ストレス解消などにも役立てられます。
ネットカフェのシャワーを利用する
最近のネットカフェでは、シャワーやコインランドリーなどが利用できる店舗が増えています。ネットカフェの通常料金に追加料金を支払うことで、シャワーの利用が可能です。店舗によっては、無料で利用できるところもあります。
利用する前に混雑状況や営業時間などを確認し、利用できる時間帯やルール、予約制度などを把握しておきましょう。
ウィークリーマンションやホテルを利用する
他の対応策に比べると価格が高くなりますが、ウィークリーマンションやホテルなどを利用することもひとつの手段です。
大衆浴場などの利用に慣れていない方や、友人・知人の自宅を借りるのは気が引けるといった方には、パーソナルな空間で快適に入浴できるためおすすめです。お金に余裕がある場合は、検討してみると良いかもしれません。
お風呂リフォーム中の注意点
最後に、お風呂のリフォーム期間中の注意点を解説していきます。
業者に依頼する前に、それぞれ確認しておきましょう。
洗面台ではなくキッチンを使う
お風呂のリフォーム期間中、洗面台が使用できない場合があります。その際は、キッチンなどで代用しましょう。手洗いや簡単な洗顔程度なら、キッチンで十分に対応できるかもしれません。
周りの食器や調理道具との衛生管理に十分注意し、使用前には清掃や殺菌を行いましょう。
水が使えない時間を確認しておく
お風呂のリフォームを行っている間は、水が使えない時間が発生する場合があります。
事前にリフォーム業者に確認して、水の供給停止時間を把握しておきましょう。
その時間帯は水の使用を控えて、貯水を使うか、外出するなどの対策が必要です。
業者と家の鍵の扱いを決めておく
お風呂のリフォーム期間中は、業者と家の鍵の扱いについてもはじめに確認しておきましょう。鍵の預け渡し方法や管理責任を明確にしておくことで、セキュリティ面でのトラブル防止につながります。
業者への鍵の預け渡しや作業完了後の返却時期、鍵の紛失に備えた対応策などを話し合い、契約書や確認書面に明記しましょう。
安心してリフォームを進めるためにも、鍵の管理には慎重さと信頼関係をしっかりと構築することが必要です。
ペットがいる場合は事前に伝えておく
自宅にペットがいる場合は、事前に業者に伝えておくことも重要です。
ペットの安全を確保するために、作業中にペットを別室に移動させたり、リフォームの騒音や臭いに敏感な場合は一時的に預けたりすることも考えましょう。
また、ペットへのストレスを軽減するために、普段と同じ環境を再現する努力や、作業員とのコミュニケーションを円滑にするなどの配慮も必要です。
お風呂リフォーム中の入浴問題には5つの解決策を
今回は、お風呂のリフォーム期間中の入浴問題についてご紹介しました。
お風呂のリフォーム内容によって期間は異なりますが、いずれにしても自宅のお風呂が数日間使用できなくなってしまいます。
解決策として、まずは近くの銭湯を利用する方法や友人・知人のお風呂を借りる方法が挙げられます。また、スポーツジムやネットカフェのシャワーを利用する方法もあります。その場合は、施設のルールなどをしっかりと確認しておきましょう。どの対応策も不安な場合は、ウィークリーマンションやホテルを利用することもおすすめです。
リフォーム期間中も快適に過ごせるように、事前準備をしっかりとしておきましょう。
